また、すねが痛い。|繰り返すシンスプリントで私が見直したこと

すねに赤く痛みを表現したランナーの脚と、記事タイトルのイラスト ケア・リカバリー

長期のランオフに入る以前は、いろいろな部位を痛めていました…。
そのひとつがすねの痛みです。

最初は「少し休めば大丈夫だろう」と思っていました。

でも、スピード練習や坂ダッシュ、長距離を増やすたびに
すねの痛みは増していく。

ある日の整形外科での診察で
シンスプリントと診断されました。

医師から言われたのは、「走らなければ治る。」

はい、それはもちろんです。
でもね、私は走りたいんです笑

今回は、何度も経験したシンスプリントについて
何を繰り返し、何を見直すようになったのか。

自身の経験を振り返って書いてみます。

※あくまで私自身の体験です。痛みが強い場合や長引く場合は
 自己判断せず医療機関で確認してくださいね。

今までに経験のない すねの痛み

とにかく痛い。最初に痛みが出たのは
足首寄りから、すねの前側・外側にかけてでした。

一点だけが痛いというより、縦に広い範囲にかけて 強い痛みが走る感じです。

シンスプリントで経験した、すねの前側から外側にかけての痛みの特徴

しかも、走っている最中より
走り終わったあと。そして翌朝。

このタイミングで強く出ることが多かったです。
ひどいときは普通に歩いていても痛い。

何もしていなくても気になるし
少し腫れぼったく感じることもありました。

すね周りが動くたびに

ズキッと痛みが走る。

歩くことはギリギリできます。
でも速く走るのは無理。

それまで経験していた筋肉痛や

「今日はちょっと張ってるな」
という感覚とは、明らかに違いました。

そして厄介なのが

少し良くなるとまた走れてしまうこと。

痛みが落ち着く。
また走る。
続けているとまた痛くなる。

私の場合は、特に左脚に出ることが多く

気づけば

「また、すねが痛い。」

そんなことを何度も繰り返すようになっていました。

追い込みと無茶は別物です

何度も繰り返しているうちに
なんとなく痛みが出るパターンが見えてきました。

振り返ると、痛みが出る時期と重なることが多かったのが

スピード練習
坂ダッシュ
20kmを超える長距離

こういった負荷の高い練習が増えた時です。

高負荷の練習からすねの痛み、休養、再開、再び負荷を上げるまでの繰り返し

こんな流れを私は何度も繰り返していました。

当時は、速くなりたくてスピード練習もしたい。
距離を伸ばしたくてロング走もしたい。と躍起になっていました。

問題だったのは

「次もできる」

と負荷を重ねていったことだったと思います。

少し調子がいい。
もう少し速く走れる。
もう少し距離も伸ばせる。

そうやって気づかないうちに、

追い込みが、ただの無茶に変わっていた。

振り返ると、ランニングを始めて1~2年の時期に
すねの痛みが出ることが多かったです。

私の場合は特に左脚。

痛みが引けば、また走る。

元の練習に戻して
しばらくするとまた痛む。

今なら、「今日は頑張った」で終われるところを

「まだいける」で続けていた。

追い込むことと、無茶をすること。

当時の私は
その境目をあまり考えていませんでした。

それはわかっているんです

何度も同じ痛みを繰り返し
さすがに一度診てもらおうと思い整形外科へ行きました。

そこで言われた診断結果が

シンスプリント

そして医師からは

「走らなければ治る。」

というありがたいご助言。

ごもっともです。ぐうの音も出ません。

走らなければ負荷はかからない。
休んでいれば痛みも少しずつ引いていく。

でもね、せんせ。私は走りたい。

速くなりたい。距離も伸ばしたい。

そのために練習しているのに
痛みが出るたびに何週間も走れなくなる。

当時の私は、強い走り ばかりを考えてました。
それは結果として

走り続けることにつながる

と思い込んでいたからです。

とはいえ
痛いまま走れば長引く。

だから休む。
少し良くなる。
また走る。

そしてまた痛くなる――――。

走りたいを優先しつづけたある日

平均ペースだけでなく
フォームや体の使い方に注目するようになりました。

そしてあることに気づいたんです。

足指、握りしめてませんか?

フォームや身体の使い方を意識するようになって
ひとつ気になることがありました。

走っているとき、足指にかなり力が入っている。

スピードを上げたとき。
坂を走っているとき。
長い距離で疲れてきたとき。

足指を握りこむようにして 走っていた気がします。

足指を握り込んだ状態と、力を抜いて自然に伸ばした状態の比較

これがシンスプリントの原因だった。
――とは、もちろん言えませんが。

ただ、何度もあの激痛を繰り返していた頃を思い返すと

負荷が高くなる。
身体に力が入る。
足指まで握り込む。

そんな状態になっていたことが多かった気がします。
それに気づいてからは

「余計なところに力が入っていないか」

を見るようになりました。

足指だけでなく
足首、ふくらはぎ、肩まわり。

速く走ろうとすればするほど、
身体中に力が入っていたのかもしれません。

だから今は
ペースだけではなく

余計な力が入っていないか。
自然に脚を動かせているか。

その点を意識して走っています。

シンスプリントとの医学的な関係は分かりまんせが
私にとっては

「足指、握りしめてない?」

が、自分の走りを見直すきっかけになりました。

あまりにも長いランオフ

私がシンスプリントで厄介だと感じたのは
数日休んだくらいでは終わらなかったことです。

痛みが強く出ると
走れるようになるまでだいたい2〜3週間。

長いんです。

昨日まで痛かったけど、今日はゼロ
みたいに突然治るわけではありませんでした。

私の場合は何もしていなくても痛い。

そこから少しずつ足を着くと痛い。

さらに時間が経つと歩くと痛い。

そして走ると痛い。

そんな段階をひとつずつ抜けていって

最後は「なんか、もう大丈夫かも。」

くらいになる。

私が経験したすねの痛みの変化を、5段階で表した図

そして危険なのが、回復途中で

「これくらいなら走れるんじゃない?」

と思える時期が来ることです。

歩ける。日常生活もほぼ問題ない。
そうなると、走りたくなる。

でも実際に走ってみると

まだ痛い。

ここで無理をすると
また振り出しに戻るような感覚がありました。

痛みが減ったことと、走って大丈夫なことは別だった。

そんなふうに思います。

頑張り方は変えられる

何度もシンスプリントを繰り返していた頃は

速くなりたい。もっと長く走りたい。

と思うあまり、かなりの無理をしていました。

調子がよければもう少し。
走れたら次はもう少し速く。

どんどん負荷を上げて

痛くなる。休む。戻ったら、また頑張る。

ずっとその繰り返しでした。

でも今は
痛みが出たら そこは踏ん張りどころではない。

と思うようになりました。

少し違和感があるなら、ペースを落とす。
怪しいと思ったら、距離を短くする。
途中で気になったら、歩いて帰る。

昔の自分なら
「せっかく走り始めたんだから」

そう思って続けていました。

今はそうではなく

「ここまででいい。」

と思えるようになりました。

今は正直

シンスプリントが出るほど頑張ってません
というか頑張れません笑

でも、それでいいと思っています。

速くなることを諦めたわけではありません。

1回の練習でどこまで追い込めるかより
これから何年走り続けられるか。

そっちを大切にするようになったんです。

何度も繰り返し痛みを経験したからこそ

強度の上げ方や休むタイミングを
重要視しています。

頑張り方を変えれば
身体もついてきてくれる。

そう思って、日々ゆるゆると走り続けています。

関連記事:痛みは引いた。でも、まだ走らない。

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